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舌下免疫療法してるけど、抜歯どうしたらいい?

2023年4月27日

こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。

 

先日、みえた患者さんで、「スギ花粉による舌下免疫療法を自分の子供がしてます。乳歯がグラグラで痛みがあるみたいだけど、抜歯できないと聞いたんですが、どうしたら良いですか?」とご心配されているお母様が来院されました。そこで、「もし、お薬を一旦中止できるなら、主治医の先生と相談して、休薬期間を決めて、抜歯をすることもできますし、すぐに、抜歯が難しければ、乳歯を削って化膿止めで様子をみましょう」とお伝え致しました。

 

この、舌下免疫療法とはアレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ舌下から体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。

現在はスギ花粉症(シダキュア)、ダニアレルギー(ミティキュア)の治療に使われており、薬を数年服用する必要があります。

ですが、舌下免疫療法中に、抜歯のような外科的処置を行うと重篤な副作用に繋がることがあると、いわれております。

 

シダキュア・ミティキュアの添付文書の注意書きに、「抜歯後等口腔内の術後又は口腔内に傷や炎症等がある場合は、口腔内の状態を十分観察し、本剤投与の可否を判断すること」(口腔内の状態によっては本剤の吸収に影響を与えるおそれがある。また、本剤が傷や炎症部位に刺激を与えるおそれがある。)

 

ですので、口の中に傷があると、薬剤が直接吸収されてしまい、強いアレルギー反応により腫れなどが生じます。特に小児における舌下免疫療法の方が副作用の発生が多く、喉の近くで腫れたら呼吸困難の、危険もあります。

また、ぐらぐらの歯が自然に抜ける場合も注意が必要です。その瞬間は傷口ができますので、舌下免疫療法の中断、開始を主治医の先生にご相談下さい。

 

この治療を行っている方は、安全な歯科治療のために必ず、かかりつけの歯科医院でお伝え下さい。

 

何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。

 
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