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2023年8月17日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「うちの子供が学校の検診で、開口があるといわれたのですが、どうしたら良いですか?」とご相談をいただきました。
そこで、「確かに軽度の開口ですね。舌の位置もあまり良くないので口の機能訓練をしてみて、改善すれば良いですね。」とお伝えしました。
じつは、小児期〜学童期の開口は、舌の位置や動きが悪く上下の前歯が閉じにくくなる場合があります。そこで、早期に口の機能訓練(MFT)を、行うことで改善方向に促せる可能性があります。
まずは、舌の位置についてですが、舌の位置が低い(低位舌)は上顎の成長にマイナスに働きます。つまり歯が本来並ぶべき上顎が狭くなり、そして、きれいに歯が並びにくくなります。
もし早期発見し、上顎が成長する時期に舌の位置を改善できれば上顎の成長にも有利に働き、綺麗な歯並びに繋がる可能性もでてきます。
また、舌を上下の前歯の隙間に出す癖があると、より開口が出現してくるため、癖を治すと上下の歯が閉じてくる可能性もあがってきます。
ですが、全ての開口の方にMFTを行なって治るわけではありません。
歯が生えきってしまったり、年齢がある程度進むと、歯の位置が固まってしまい、歯が良いポジションに動きにくくなります。顎の成長期も終わってしまっていると、顎の成長を利用でき無いため、改善も不利となります。
逆に、年齢が早いうちだと、MFTの理解が得られず、練習が難しく上手くいかない場合もあります。
また、そもそも遺伝的な上下の顎のバランスが悪く、開口になる場合は、本格的な矯正が必要になる可能性があります。
その子にMFTが上手くいくかどうかは、上記の条件がおよそ当てはまる必要があります。
子供の検診で、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年8月10日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「うちの子供が学校の検診で、虫歯があるといわれたのですが、全く痛がってないので、虫歯って気づきにくいのはどうしてですか?」とご相談をいただきました。
そこで、「子供は、痛みの感覚がまだ発達しておらず、痛みがあっても気づきにくいので虫歯が大きく進行してしまうことが多いです。また、乳歯は永久歯より柔らかいため虫歯の進行も早いと言われております。そういったところも気づかず大きな虫歯になる理由だと思います。」とお伝えしました。
じつは、乳歯は、虫歯の痛みで感じるよりも、虫歯で穴が開いて、そこに食べカスが詰まって歯ぐきが腫れて痛みを感じる場合が多いです。
そして、痛みは出たり、引いたりするため、子供が痛いと言っても、次の日には治ってしまい、見過ごされてしまうことがあります。
痛みのある無しで判断するより、定期的な歯医者のチェックが必要となります。
また、初期から中期の虫歯による痛みは、歯の神経を虫歯が直接痛くしてるわけではなく、神経の外側にある象牙質という歯の組織に虫歯菌が侵入し神経方向に接近すると内圧が上がり痛みを感じます。
ですが、乳歯は歯が柔らかいため内圧が高くなりにくく痛みを感じにくいともいわれております。
やはり、お母様の仕上げのチェックが重要で、歯医者の検診も早期発見に繋がると思います。
子供の検診で、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年8月4日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「うちの子の学校検診で要注意乳歯があると書いてありましたが、大丈夫ですか?」とご相談をいただきました。
そこで「要注意乳歯は、乳歯が大人の歯に生え替わるときに、乳歯の直下付近に大人の歯がすでに存在して見えてきている状態です。今回は、抜いた方が良いですね。」とお伝えしました。
この要注意乳歯は、乳歯の後ろから永久歯が生えてきてる状態のことで、今後生えてくる永久歯の歯並びに影響を与える可能性がある乳歯のことを指します。
放っておいでも自然に生え替わるこどもありますが、時には乳歯の存在が永久歯の生える方向を邪魔し、永久歯がなかなか上手に生えてこれず、横にずれたり、乳歯の後ろから生えてきたりとお子様の永久歯の歯並びに大きく影響してきたり、歯並びだけではなく、歯磨き不良による虫歯になってしまうこともあります。
この要注意乳歯を抜くことで歯磨きをしやすくし、後ろから生えてきてしまった永久歯も少しずつ舌に押され唇や頬に囲まれて、自然と良い位置に生えてきます。
永久歯が生えてきてるのに乳歯が全然グラグラしてないときは生え替わりが困難な場合が多いです。この場合は、歯科で乳歯を抜いてあげることをおすすめ致します。
子供の検診で、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年7月27日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
前回の続きですが、その子のお口の状況を分析、診断し、性格や日常生活に向いた治療を選択することについて、詳しく述べていきます。
まず分析ですが、通常、骨格の審査をする場合は、レントゲンや型どりした模型が必要です。そもそも骨格が正常値から外れているなら、本格的な矯正が必要になる可能性を考慮しないといけません。
その後、診断をしていきますが、舌の位置が正しくない、舌の癖、唇の力が過剰もしくは弱い、口呼吸(口を閉じてお鼻での呼吸ができない)噛む力が弱い、ただしい嚥下ができない等でその子がどこが苦手、足りないかをみていきます。
分析、診断により、口の機能がその子の歯並びにマイナス要素になるなら、マウスピース矯正や、MFTを行った方が良いと考えます。
どちらも歯並びにプラスに働くのですが、装置がいいのか?MFTだけで良いのか?というところに関しては、MFTのみで、舌の位置や癖が明らかに治るなら良いが、なかなか癖を修正するのが難しい場合(治らない場合)は装置をつけたほうが強制的に改善はできます。
その場合は、装置を正しく毎日、使ってもらうことも重要になります。
ここで日常と性格になります。当の本人がどちらにしてもやりたくないと思ってしまうと、効果はありません。
マウスピース矯正もMFTも一番重要なのは本人の理解とやる気と言われております。また、お子様のやる気には親御さんのサポートも重要です。
歯並びがご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年7月20日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「以前うちの子が、連れて行った歯医者でマウスピースの矯正治療しないと歯が並びきらないかもと言われたましたがマウスピースの矯正治療必要ですか?」とご相談をいただきました。
そこで、「小児でよく使われるマウスピースの矯正治療は、舌の位置、唇の力をコントロールして顎の成長と歯並びを正しく並べていくので、やれるならやっても良いですね。ただ、絶対に綺麗に並ぶわけではないのと、口の機能の訓練(MFT)も近い効果あるので、マウスピースを絶対しないと駄目というわけではないですね」とお伝えしました。
小児期によく使用されるマウスピースの矯正治療は、機能的矯正装置の効果があります。
機能的矯正装置とは、主に患者さんの口腔周囲筋や咬む力などの筋肉の力を利用した可撤式の矯正装置です。
不正咬合の改善や顎の骨の成長促進をするために用いられ、咬合状態や治療目的に応じて様々な装置が考案されています。代表的なものにアクチバトール、バイオネーター、ビムラー、フレンケルなどがあります。
上記の矯正装置は、調整により実際にその子の不正咬合を改善するように働きかけるため上下の顎の骨の大きさを揃えて、噛みあわせのバランスを整えたり口腔周囲の筋肉や舌の位置をコントロールします。
小児期での確実に機能的矯正装置を使用したアプローチの推奨は反対咬合です。そして学童期に過蓋咬合です。(詳しくは、今までのブログにも書かさせていただいております)
今回のように上顎が少し狭そうで、歯が並びにくそうというお子様に、小児用のマウスピースを入れることで、プラスに働くことはあります。その子の舌の位置と唇の力が上顎にマイナスに働いているならです。もしそうならマウスピースで改善するのか、口の機能の訓練(MFT)で改善するのか、はたまた両方かは、歯科医院によって考え方や取り組みで変わってきます。
その子のお口の状況を分析、診断し、性格や日常生活に向いた治療を選択することが重要と思います。
歯並びがご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年7月13日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「検診で虫歯があるみたいなんですが、うちの子の虫歯の治療は、麻酔を使いますか?」とご相談をいただきました。
そこで、「麻酔は、その子に痛みがあって麻酔をしないと治療ができない場合は特に必要性をお伝えします。痛みがない場合は、虫歯の大きさやその子の年齢や状況によって麻酔が可能かどうかで判断します。
ですが、歯科に不慣れな子の場合は、まず、麻酔なしでの虫歯治療から慣れてもらいたいですね」とお伝えしました。
小児歯科での麻酔の必要性は、歯科医院によってかなり考えに差があると思います。
①虫歯をより正確に除去する治療を考えると麻酔をしている方がより優れていると思います。(虫歯が小さい場合は麻酔なしでも痛みなく正確に除去することも可能ですが)
②乳歯の場合は、麻酔なしで、痛みを感じる手前まで虫歯を除去し、虫歯の進行しにくいお薬と詰め物で封鎖しても、痛みもなく、虫歯の進行もせず、大人の歯に無事生え替わることも多々あります。
どちらもデメリットはあって、①は麻酔で子供が歯科嫌いになってしまうこと②は結局その後、痛みや神経の処置が必要になってしまうこともあること
上記①②の考え方で、麻酔を使うか、使わないかの歯科医院で差がでる理由です。
また、お母様方が麻酔に対してご不安に思われることとして、子供への副作用と思います。麻酔の副作用は、全身疾患やアレルギーの有無によっては、麻酔をしたことで重大な医療事故につながってしまうおそれがあるため、病気の履歴やアレルギーの有無は必ず歯科医院にお伝え下さい。
ただ、アレルギーが無い子供であれば、麻酔は歯医者で良く使われているものですので、安心していだいたくことをお伝えしております。(緊張で体調を悪くすることもあるため、不安を少なくしてあげることも重要です)
ここまでに麻酔についていろいろとご説明致しましたが、麻酔を使う、使わないにかかわらず、歯科にお子様が慣れてもらうことを一番重要と考えております。
乳児の検診で、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年7月6日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「2歳の自分の子供のことで、よだれがよくでてるのですがどうしたら良いですか?」とご相談をいただきました。
そこで、「よだれは生理的なもので、個人差もありますが、気をつけることとして、よだれによる皮膚の被れ(かぶれ)が起きます。よだれが触れるところは保湿クリームで保護しましょう。また、お口の機能が上がると改善していきますので、良く噛む練習やお口を閉じる練習を意識して下さい」とお伝えしました。
自分の子供のよだれが多いと心配されるお母様もよくみえる気がします。
また、歯科に相談されて、「よだれが多いことは良いことですよ。」とだけ伝えられてしまうことも日常茶飯事だと思います。
これは、よだれ=唾液という認識が強く、唾液は、お口の健康に働く重要なものなので、多いことは、良いことと歯科医が考えてしまうからです。
よだれ(唾液が口外に出てしまうこと)の理由として、唾液が上手く飲み込めてない、口が閉じる力が弱い、などがよく挙げられるます。ただ、個人差はありますが、およそ1歳半ぐらいでお口の機能が上がれば改善していくことが多いので、過度な心配は必要ありません。
ただし、よだれが皮膚に触れると被れ(かぶれ)の原因にもなるため、よだれが多くでるうちは、保湿クリームや、皮膚科で対応する必要もあります。
また、口の中に口内炎や喉の扁桃腺、咽頭炎が原因でよだれが、増えることもあるためお口の中を注意してあげてください。
乳児の時に、よだれが増えてくることを心配されるお母様に安心していただければと思いお話させていただきました。
乳児の検診で、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年6月29日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「歯科検診で自分の3歳の子供に歯石があるみたいですが、とってもらえますか?」とご相談をいただきました。
そこで、「歯石とりはできますが、歯医者さんに慣れて無さそうですね。少しずつ歯医者に慣らしながら歯石とりをしていきましょう」とお伝えしました。
小さいお子様でも、よく、歯の裏側に歯石がついていることがありますが、定期検診で歯石をとることで、その子の健康な歯の維持に繋がります。
実は、歯石があると、細菌が繁殖しやすくなるため、歯肉炎や虫歯には不利になると言われております。やはり歯石は、とってあげることが、望ましいでしょう。
ですが、1歳〜2歳のお子様を無理やり歯石とりをして歯医者が嫌いになることを考えると、焦らず、歯医者に慣れてもらってから、歯石とりも少しずつとれるようにしていくでも、歯はすぐに悪くはなりません。むしろ、日々歯磨きをして細菌の繁殖を抑えていただければ大丈夫です。
また、歯石は個性としてつきやすい体質の子もいるため、お母様が自分の子供が歯石ついてる、ついてないと、感じられる感覚も差があると思います。
歯ブラシの当たり方でも歯石のつく量も変わるため、磨き方を意識すると減るかもしれませんが、あまり強く磨くと痛がって歯磨き嫌いの逆効果にもなります。
無理に強く磨くより、優しく、楽しくお歌でも歌いながら、ゆっくり長い時間磨いてあげて下さい。それでもついてる場合は、歯科医に相談して下さい。
子供の検診後、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年6月22日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「生まれて、まだ6ヶ月の自分の子供のことですが、歯科検診はいつ頃から連れてきた方が良いですか?」とご相談をいただきました。
そこで、「歯が生えてきたら、みさせてもらった方が良いですね」とお伝えしました。
こういったご相談もよくあるのですが、例えば、歯が生えてきた乳児で、「まだ、歯が少ないから歯医者で診てもらう必要あるのかな…。」と考える方が多いと思います。
確かに、この時期に歯医者に来てもらい、何か処置をするということは、おそらく少ないでしょう。
ですが、乳児に歯が生えてきたら、その歯をお母様と一緒に守っていくことが、歯医者の役目だと思います。虫歯の予防効果の高い歯科医院でのフッ素塗布は、乳歯が生えたら塗布を推奨とされております。
上記のように虫歯のチェックとフッ素塗布の早期の必要性はもちろんのこと、また、将来的な良い歯並びは、乳幼児期のお口の機能、習癖が関わっており、良い方向へ導いていくのも歯科医の専門になります。
乳児の検診で、ご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2023年6月15日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、みえた患者さんで、「自分の子供の噛み合わせが検診で過蓋咬合と診断をされました。確かに噛み合わせは深いようにみえるのですが、大丈夫ですか?矯正治療した方が良いですか?」とご心配されてるお母様が来院されました。
そのお子様は4歳でしたので「確かに噛み合わせは少し深そうです。もしかしたら、永久歯に生え変わる過程で、噛み合わせが変わることもありますが、過蓋咬合のままかもしれません。ですが、過蓋咬合の矯正治療は、下顎の成長を利用します。小学校高学年からでも手遅れになりません。ご安心ください」とお伝えしました。
今回、ご相談いただいた過蓋咬合についてですが、乳歯列期から永久歯列に変わると、自然に治る可能性があると歯科医の先生からよく話があると思います。
ですが、実際には、自然に治らない子の方が多い印象です。ここで、自然に治らない理由として、①下唇を噛んでたり、下唇が緊張してる子は、口腔習癖が原因で、下顎の成長を抑制されてしまうこと。また、②遺伝的に下顎が小さい子です。
②の遺伝的でなければ、①は口腔習癖を取り除ければ、治る可能性がでてきます。
また、矯正治療で過蓋咬合を治す場合、下顎の成長が活発な時期に使用が効果的で、その時期は意外と遅く、乳歯列期で焦る必要はありません。
こういったことを知っておくことで過蓋咬合の不安は少なくなるのではないかと思います。
歯並びがご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。