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歯周病について
2021年3月17日
こんにちは。尾張旭市にある歯科医院、あさひ大沢歯科の衛生士の加藤です。
今日は歯周病についてのお話です。
歯周病は歯の病気ではなく、歯ぐきと歯を支えている骨が侵されていく病気です。
痛みがないまま進行していく大変怖い病気です。歯周病の原因菌を含む汚れ(プラーク)によって炎症が起こります。
歯周病菌についての説明は以前の投稿をご覧ください。
歯周病は、100以上の全身の病気と関係があるといわれています。
認知症、がん、誤嚥性肺炎、心内膜炎、心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化、肥満、骨粗しょう症、関節リウマチ、早期低体重児出産など・・
本当に歯周病と関係があるの?!と思う方もいますよね。
その理由をお話していきます。
歯周病菌は歯と歯茎との間(歯周ポケット)に存在します。
歯周病菌は、歯周ポケットから血管内に入り、全身に運ばれます。
血管の中に細菌が存在する状態を菌血症といいますが、まさに歯周病が、血管内に入ることも菌血症です。
何かの原因で免疫力が下がっている場合、血液中の細菌が排除されず、増えてしまう事があります。
そのため、心臓の感染症の心内膜炎や脳の感染症の髄膜炎などに感染してしまう事があります。
歯周病菌による菌血症で全身に感染症をおこします。
そして、歯周病菌により歯ぐきに炎症がおこると、歯ぐきの細胞から炎症性サイトカインというものが作られます。
この炎症性サイトカインというものは、炎症を増強させます。
炎症性サイトカインも血液にはいり、血流に乗って全身に運ばれます。そして全身の様々な臓器の炎症を増強させてしまうのです。
つまり、歯周病によって歯周病とは別の場所で起こっている慢性炎症を悪化させるということになります。
これが、歯周病は100以上の全身の病気と関係している理由です。
歯周病によって全身の感染症、慢性炎症を引き起こすことがあるということです。
非常に怖いですね、、。
歯周病は痛みがなく悪化する病気ですので、歯科医院で定期的な健診を受けることが重要です。
あさひ大沢歯科では、歯周病の治療を行っております。
歯周病なのか知りたい方、歯ぐきから血が出るなどの症状がある方、
是非あさひ大沢歯科へご相談ください。