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歯周病菌のP.g菌について
2021年3月1日
こんにちは、尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の衛生士です。
前回、クルクミンという成分が歯周病の特に原因となるP.g菌の増殖を抑えるというお話をしましたが、
今回は歯周病菌のP.g菌という菌についてお話しようと思います。
まず、P.g菌の正式な名前は、ポルフィロモナス ジンジバーリスといいます。
苗字のポルフィロモナスは鉄が好きな個体という意味で、名前のジンジバーリスは歯肉(ジンジバ)が由来になります。
P.g菌は他の歯周病菌に比べて毒性が強い菌です。
歯ぐきからの出血があるとP.g菌は血液の中の鉄が大好きなので、どんどん増殖していき、
血管細胞へ侵入し全身の様々な臓器に炎症を引き起こすとかんがえられています。
P.g菌と全身疾患との関連は多くの研究結果が報告されています。
歯周病が関係している全身疾患は、認知症、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化、がん、誤嚥性肺炎、早期低体重児出産など、100以上の全身疾患との関係があるといわれています。
そんなP.g菌と全身疾患との関係を阻害してくれるのが、前回お話したクルクミンになるのです。
歯ぐきの炎症をおさえること、歯周病の予防、治療をすることは、全身への健康につながっていきます。
歯ぐきからの出血がある方、歯周病なのか知りたいという方、是非あさひ大沢歯科にご相談ください。