診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~12:30 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / | / |
14:00~18:30 | ● | ● | ● | / | ● | ★ | / | / |
★ 14:00~17:30
休診日:木曜・日曜・祝日
汚れの磨き残しが多いのはなぜ?(続き)
2023年9月21日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
前回にお伝えした話での「磨き残しが多い場合には、まず考えることとして、その子のお口の状況を分析して、どこに歯の磨き忘れがあるのか、磨く意識はどうなのか、磨きにくい状況や環境なのか、その子によって違う」を詳しくお伝えしていきたいと思います。
というのも、子供のうちからお口の環境を整えていただきたい理由があります。
前回もお伝えしましたが、両親からの食器を介した口腔内の細菌感染よりも、むしろ日々の口腔ケアが重要と言われていることで歯科界にも激震が走っております。
また、両親と食器を介した方がアトピーや、アレルギーが少なくなることが、判明されてきており、かなり小児の未来にとっても大きく意味があると思います。
ですので、日々の口腔状態の清潔がより重要視されることになります。
では、磨き残しの場所や状況、環境についてですが、下の歯の舌側や、上の歯の外側(頬側)は磨き残しが多いです。
頬の筋肉や舌が過緊張で歯ブラシが追い出される場合があります。
また、歯並びが前後ずれていると歯ブラシが当たりにくく、磨きにくい口腔状況や環境といえます。
こういった口腔内であれば、歯科従事者による磨く指導をさせていただくことが、両親、お子様に必要です。
また、磨く意識に関しては、磨けるけど意識が低くて磨ききれてないのか、舌の内側等は磨くと嘔吐反射で不快だから磨ききれてないのかで大きく違います。
磨く意識が低い場合は、磨く意味と磨く習慣作りが必要です。
磨く意識作りとして、「磨かないと歯が悪くなり将来、虫歯だらけになったら大変だよ」と真剣に伝えて歯が悪くなるイメージをつけてもらうのは効果的です。
ただし、これは最初の動機づけで、一時的な効果にしかなりません。そこから習慣づけるための工夫が必要です。
歯科で定期的に行くことで意識づけに利用してもらうのもおすすめですし、
こまめに歯科に行きづらいなら子供だけ歯磨きをしてもらうのではなく、家族全員で一緒に歯磨きをする時間を設けても良いと思います。
子供は親御さんと一緒の行動をすることで、長く規則正しくできるようになりますし、さらには、親御さん自身も規則正しくなり、親御さんの口腔環境の改善にも繋がりますので、一石二鳥です。
嘔吐などで磨きたいのに磨けない場合は、歯科で口の機能をあげる運動(MFT)を少しずつやっていきましょう。改善効果があると言われております。(MFTについては過去のブログでも紹介してあります)
子供の検診でご心配な方は、早めにかかりつけの歯医者でのご相談をおすすめ致します。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。