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2022年11月24日
先日、「自分の子供の上の前歯が気づいたら思ったより内側にたおれてしまっていて歯並び大丈夫ですか?」とご心配をされているお母様が来院されました。
本来、前歯は上の歯が下の歯を覆うように唇側に傾斜していますが、その子は上の歯が舌側(口の中側)に入りこむような歯並びでした。
「上唇の力が強くて歯が内側に入ってしまってます。まだ、そこまで酷くないので、もし、癖で上唇を噛む癖があるならまず治しましょう」
実際にお子様は気づいてなかったのですが、おかぁ様は、よく唇を噛んでることを覚えており、気をつけようねと話されておりました。
お口周りの癖は、後天的に歯並びを悪くする可能性があります。上下の噛み合わせが反対にひっくり返ると受け口になることもあります。また、先天的に上下の顎のバランスが悪い場合も癖があるとより悪化します。
癖は、改善できるなら早い方が良いです。
難しい場合は、お口の運動を歯科でトレーニングしたり、癖を取り除くマウスピースの使用もおすすめします。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年11月17日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、「自分の子供の前歯がすきっ歯だけど大丈夫ですか?」とご心配をされてるお母様が来院されました。
そのお子様の年齢は8歳でちょうど前歯4本が大人の歯に生え替わったところでした。
一度、お口の全体のレントゲン写真を撮影させていただき、前歯4本の両隣の根っこ付近に犬歯が存在し、顎の中に埋まっていることを確認しました。
ここで、「両方の犬歯が生えてくると推されて前歯の隙間が閉じてくることが多いですよ」と、ご説明させていただきました。
このようなご相談をおかぁ様方からよくいただくのですが、犬歯が生えてきたらすきっ歯が治り、御安心されます。
ただし、すきっ歯が自然に待っても治らない場合もあります。前歯の間に唇から降りてくるスジがしっかりしてる子、また、レントゲンで撮影すると見つかるのですが、前歯の間に余分な歯が顎の中に埋まってる子は、治りません。
その場合は、スジを切ったり、余分な歯の抜歯が必要です。
また、癖で指、爪を噛んだり、舌を出す癖、また、鼻が悪かったり、口で息をする子も前歯がすきっ歯になる要因です。
これは、早めに癖を治したり鼻呼吸ができるように耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
様子を見れる歯並びかどうか、安心のためにかかりつけの歯医者さんの受診をおすすめいたします。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年11月10日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、「ウチの子の歯が痛いと言うので診てもらえますか?」と、当院にお母様が来院されました。
当院より前にも他の歯医者さんでお子様を診てもらったところ「抜ける歯だからそのままヨース見てください」とのことだったそうです。
まず、お口の中を診させていただきたかったのですが、お子様は、歯医者が怖かったみたいで、診療室に入る前から泣いてしまいました。
そこで、安心できる可愛いぬいぐるみのある子供用の診療室で、ゆっくりとお話し、泣くのが緩やかになり少しずつお口を見せてくれるようになりました。
まず、お子様と仲良くなることが大切と考えております。
ここで、問題の歯にやっと触れることができました。ぐらぐらの歯で、生え変わりが近く、レントゲンも撮影することができ、確認ができました。痛みがなければ自然の生え変わりでも良いのですが、痛みがあるなら抜くことも選択肢として必要になります。
ですが、怖がってる、お子様に、いきなり抜くのは難しいです。
生え変わりの歯の周りでばい菌が繁殖し歯茎が炎症を起こして痛いのでまずは、小児用の抗生物質で痛みが引くか様子をみることにしました。
ここで痛みが引かなければ抜かずに削って噛み合わせを弱くする方法か、丁寧な麻酔で乳歯を抜歯をする方法かをお伝えしておきます。
治療方法等をお伝えする時は、おかぁ様とお子様両方にしっかりとご説明することが、小児歯科治療には必要と考えております。
また、お子様を歯医者さんに連れて行く時期は、早いうちが良いです。少しずつできる治療を増やして歯医者に慣れてもらうことで、難しい治療もできるようになります。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年11月3日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日にもあったのですが、「我が子の前歯が欠けてしまったのですが、治りますか?」でご心配されてるお母様が来院されました。
実は、こういったお子様の前歯が欠けてしまい、来院されることは多々あります。
今回は、以前に治療されていた白い詰め物(樹脂)が欠けておりました。
すぐに、新しい詰め物(樹脂)で治療し、見た目が治り、とても安心されておりました。
ここで、前歯がよく欠けてしまう時期は、転んだりしやすい幼児期、スポーツが盛んな学童期、青年期に多く、対応が悪かったり、遅れたりするとその歯の予後が大きく変わります。
例えば、天然の歯が欠けて痛みがあると、歯には神経があり、神経を取らないといけなくなることもあります。早めの治療が神経の保存につながります。
また、欠けた歯をもってきていただくと、くっつける方法もあるので、樹脂で詰めるより、本来の見た目や噛み合わせが上手く再現できます。
子供にとっての前歯は、その子の長い人生で見た目にも、食事にも、発音にも必要です。
ですので、欠けてしまった場合は、かかりつけの歯医者さんにすぐに受診することをおすすめします。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年10月27日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、「最近行った歯医者で治療した乳歯の歯茎が腫れてしまった。心配だから診てほしい」とのことで、お母様とお子様が来院されました。
そこで、歯のレントゲンを撮影したところ詰め物と歯の神経が触れているように写っていました。
これは、虫歯が大きくて神経が腐ってしまったことと、さらに根っ子にバイ菌がたまり歯茎が腫れてしまったことが原因ですとお伝えしました。
すぐに根っこの治療(根管治療)をすすめさせていただき、翌週には腫れが引き、無事治療を終えました。
実は、乳歯で、歯茎が腫れてしまうことは、多々あります。虫歯から神経が腐って根っこの病気で腫れる場合や、永久歯への生え替わりで歯茎周りにバイ菌がたまり腫れる場合などです。
ここで注意しないといけないのは、根っこの病気で腫れてる場合は、永久歯が生える歯並びに悪影響になります。それは、根っこの病気を避けて生えようとするからです。
ですので乳歯の痛みが無くても、歯茎が腫れてる場合は、かかりつけの歯医者さんにできるだけ早めに受診することをおすすめします。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年10月20日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、我が子の乳歯の内側から永久歯が生えてきたと、ご心配されているお母様が来院されました。
まず、お伝えさせていただいたのは、乳歯の内側から永久歯が生えてきた場合、乳歯を抜歯した方がおすすめです。
理由は、永久歯が良い位置に(綺麗な歯並びに)生えることを妨げる可能性があるからです。
本来、乳歯は、永久歯が良い歯並びで生えてくるための場所の確保として、早く抜けないで欲しいのですが、永久歯が生えてくるタイミングでは抜けて(どいて)くれないと永久歯が本来の位置からずれて生えてきてしまいます。
そのご説明の後、おかぁ様もお子様の乳歯の抜歯を希望されたので、抜歯させていただきました。
ただし、今回は、抜歯しましたが、抜歯に対して、非常に怖がってるお子様は、1ヶ月様子をみて生え替わらなかったらその時は抜歯をご本人(お子様)と約束して、その日は抜かないことを選択します。
その方が、1ヶ月後お子様の意志で治療がすすみ、歯科にたいしての抵抗感が生じにくくなります。
お子様の心身の発達が小児歯科治療には、大切といつも考えております。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年10月10日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、自分の子供の乳歯(前歯の隣の歯)が1本足りないとご心配されてるご両親が来院されました。
なぜ子供の乳歯が足りないと気づかれたのかと言いますと、市の1歳半検診でお伝えされたとのことでした。
ご両親の希望としては、レントゲンを撮って欲しいとお話されておりましたので、1歳半ですと、全体が映るレントゲンではなく、足りない部位のみのレントゲンを撮影いたしました。
その結果、その乳歯の存在は無く、本来ならその部分の下に存在する永久歯も無い可能性が高いと判断できました。
ですが、ここで、心配をしすぎてはいけません。歯が足りないというのは、その子にとってプラスになることもあります。
みなさん、歯が足りないから歯抜けになるとご心配されますが、歯並びを良くするための矯正治療でも必要あれば歯を抜きます。
それは、歯を並べるための顎の幅と、歯の幅のバランスが綺麗な歯並びには重要だからです。
統計でも10人に1人は歯が足りないと言われており、また、歯が足りていても最近は、顎が小さい子供も多く、歯があるからといって歯並びが良くなるわけではございません。
歯が足りないことがその子にとって大変かどうかは、足りない歯の場所や、本数によっても違います。
もし、問題がある場合は、早期の対策と成長を見守りながら考えていくことも必要ですので、定期的なかかりつけの歯医者さんでの検診をおすすめいたします。
とくに、奥歯の方で歯が足りない場合は噛み合わせに影響しやすいですし、複数足りない場合は見た目にも噛み合わせにも影響しやすいので注意が必要です。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年9月26日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
9月23〜25日に愛知県名古屋市の国際会議場で日本口腔インプラント学会学術大会が開催され参加してまいりました。
インプラントをより安全に患者さんに提供することを、以前にも増してとりあげられておりました。
そこで、大切なことは検査や診断が適切かどうかでより予後の良いインプラントに繋がります。
ただ、インプラントをやみくもに行うことは危険です。安全で長持ちするインプラントを歯科医が提供していくことが、より多くの噛めない人を噛めるようにできると思います。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年9月21日
こんにちは。尾張旭市の歯科医院、あさひ大沢歯科の院長です。
先日、当院にお電話での問い合わせがあったお話をさせていただきますね。
その内容は「車椅子で移動をするのですが、診察してもらえますか?」というご相談をいただきました。
当院は、車椅子の方も診察可能です!
ですので、直ぐにいらして下さい。とお伝え致しました。
少し時間が経ち、車椅子でお見えになられた患者さんは、2年程前に当院に来られてた方でした。
以前は、ご自身の足で歩かれてたのを思い出し、車椅子になられた御理由をお聞きしたところ脳卒中を起こして、歩けなくなったそうです。
手も不自由で、歯磨きも上手くできず、お口の中が非常に汚れていました。
ご家族の方も歯医者に連れて行くことが困難で、今回は、何とか頑張って連れてこられたそうです。
このままだと、虫歯が多発し、歯周病もどんどん悪化していくのが想像できたため
ご家族の方に、『訪問診療』をすすめさせていただきました。
ご家族の方もケアマネージャーに相談されるとのことで、訪問診療をお願いしたいですと言っていただきました。
手、足が不自由な方は、ご自身でお口のケアが上手くできないことが多いと思います。
酷くなる前に、歯医者に相談していただけると安心です。
何かお口の悩みをお持ちでしたらあさひ大沢歯科にご相談ください。一緒に解決していきましょう。
2022年9月14日
こんにちは。尾張旭市にある歯科医院、あさひ大沢歯科の衛生士です。
今日は、先日来院された患者さんのことをお話しますね。
患者さんが当院に来院された理由は、「最近、お食事の際によくむせるようになった」でした。
みなさん、口腔機能低下症をご存知でしょうか?
半年前に比べて硬いものも食べにくくなった。
お茶や汁物などでむせることがある。
口の渇きが気になる。この3つのうち2つ以上当てはまったら口腔低下症の可能性があります。
口腔の機能低下症になると、舌の力が落ち、ものを飲み込む力やかむ力が低下し、全身の健康にも影響があります。
よくむせるという患者さんは、通常の舌の位置よりも低い位置に舌があることがわかりました。
当院では、舌の力を測る機器で計測をしてご自身の舌の力がどれくらいなのかを知ることができます。
実際に患者さんの舌の力を測ってみると、約12kPa。
70歳以上の方では20kPaは必要、30kPa未満は舌の位置が低い、衰えている可能性があるのです。
患者さんには、毎日正しい舌の位置(スポットといいます)を意識すること、舌のトレーニングの練習を行いました。
舌は食べ物を飲み込むときに重要な役割をしています。舌も運動により鍛えることができたり、今の状態をキープできたりします。
体の筋肉トレーニングと同じですね。
毎日少しでも意識するだけで、舌の筋力は変わっていきます。
皆さんはお食事の際にむせることはありませんか?
当院は虫歯治療、歯周病治療、矯正治療など行っていますが、お口の中の機能の向上にも取り組んでおります。
舌の筋力を上げて、お口の若さを保ち一生楽しい食事をとれるようにしたいですね。